ラストスパート

初日に、三年生二クラスで授業がありましたが、やっぱり空気が違います。
今まで一回も提出物をまともに出したことがなかった生徒が、
「一日遅れました」
といって、宿題を提出してきたのですから!
とはいえ、がんばりのスイッチが入るのが遅すぎたよね。せめて二学期のはじめにこういう姿勢だったら、内申点に1をつけるようなことは絶対になかったんだけど・・・・



来週には学年末テストがあって、そこで全ての点数を足して三学期の成績を出します。
その後は実力試験があって、私立の入試があって、二月の末には授業がなくなります。
公立高校受験の生徒は、実質二ヶ月で受験日がきます。



私が息子A・Bを見ていた経験から一言アドバイスすると、本気になって二ヶ月勉強すれば、数学以外の全ての教科で格段に成績が上がります。
ただ、この短期集中勉強は、自分の力だけでは達成できないのが難点なんだよね。
親が子どもの背後霊になって張り付く覚悟があるかどうかにかかっているんだよねぇ。
答えが合っているかどうかを見るんじゃなくて、解き方や考え方が合っているかを見ている必要があるからです。




たとえば国語の文法で品詞を問う問題があったとします。
彼は 全身に 暖かい 日差しを 浴びて いた。
名詞はいくつありますか?という問いで、答えは「3つ」、「はい、正解」では、偶然に出来ただけかもしれないという不安が残りますが、すべての品詞を答えさせられたら、本人にもものすごい自信になります。



もちろん親が文法を知らなくてもいいんです。解説が充実している問題集を買ってきて、その解説を親が見ていればいいんだから。
そう考えると、問題集は、解説が充実しているものでなければ、買う意味がないですね。(よほど自信がある人は別ですが)
二ヶ月のラストスパート、話の種にやってみてはいかがでしょうか?意外とハマるかも知れませんよ。俄か家庭教師。
ちなみに、我が家では、息子Bのお受験の時には、ラスト二ヶ月は父・母が交代で背後霊してました。