プラスワンリビング

図書館で、ある周期で定期的に借りてくる本はいくつかありますが、その中でも「プラスワンリビング」は、二ヶ月か三ヶ月に一回はかりたくなる雑誌です。
雑誌ですから、最新版のものは閲覧コーナーにあって、借りられませんが、時期はずれになったものは、他の図書同様借りることが出来ます。


昔、同じように憧れて読んでいたのが「美しい部屋」という雑誌ですが、この雑誌のコンセプトは、カントリー調。どちらかといえば、社宅のような小さくて無機質な部屋でも、こんなにかわいく変わりました、というのを見るのが楽しかった。


一方のプラスワンリビングは、世間一般的なサラリーマンの家庭では実現できそうもない、ワンランクもツーランクも上のセレブな暮らしぶりを紹介してくれています。
例えば、マンションの一人暮らしで、75平米を指して「狭くても、夢の暮らしは実現できる」というようなコピーがつけられています。
一人暮らしで75平米って、「全然狭くないじゃん」


庶民には全然関係ない世界ですが、思いつかないような色彩の組合せ・使いやすそうなキッチン・磨きこまれてやかに輝くアンティークの家具・カーテンのドレープのつけ方・照明の使い方・クッションの置き方・・・どれをとっても美しいのです。
とくに海外の裕福な家庭を取材したページは一日中眺めていても飽きません。



今回、プラスワンを何度も読んだ後で、見慣れた我が家を見ると、どうも重厚さにかけるような気がしてきました。
絨毯を変える時期が来ているぞ、というメッセージを受けとめてしまいました。