律義者

実家の庭は、只今スイセンのまっさかりです。
春に咲く花は、香りの強い花が多いので、とても大好きです。
スイセンフリージア沈丁花木蓮など。
球根ものは律儀ですね。たいして世話もしていないのに、毎年欠かさず花をつけるし、知らない間にどんどん増えて行ってくれるし。



我が家は、17年前に植えたフリージアの球根がずっと生き続けていて、例に漏れず、何の世話もしていないのに毎年咲いてくれます。
フリージアといえば黄色が定番ですが、我が家のフリージアは、白・黄色・ガーネット色・ピンクとバリエーションが豊富です。



植えっぱなしの球根では、上手くいかないのはチューリップです。
前年の晩秋に、春先に花が咲くチューリップの球根を植えます。買ってきた球根は、丸々とした傷のないきれいな球根です。花のシーズンが終わり、葉っぱも黄色く枯れてくるころに掘り起こしてやると、新しく球根が出来ているのがわかります。
ところが、この球根はたいてい二つか三つに割れた小さな球根になっています。
毎年、捨てるのに忍びなくて幾つかは来シーズンに再び植えてやるのですが、花をつけるまでには至りません。
チューリップは毎年球根を買ってくるものなのでしょう。



今年は、経済の先行きが暗いので、ついつい財布の紐も締まりがちになります。
でも逆に、湿りがちな空気を吹き飛ばすためにも、庭先に春の草花を植えて、明るい気を満たしてやった方がいいのかも。