入学式

七日は入学式で、朝から出勤してきました。


ピカピカの一年生と、勝負服に身を固めた父兄の皆さんが、晴れがましい顔つきで続々と登校してきます。
初心忘るべからずといいますが、父兄も生徒も、この気持ちを持ち続けられたらいいですね。


入学式で気になったのは、式の途中で二人も具合が悪くなったのには驚きました。
今時の中学校では、教務主任の先生がすごく気をつけて、こまめに生徒を席に座らせます。立ったり座ったり立ったり座ったり・・・。
そんな中で、在校生と新入生のエール交換のとき。五分くらい立つ機会があったのですが、その場でばたばたと二人の生徒が倒れたのですよ!
老人会じゃあるまいに、いい若いもんが五分と立っていられないことに驚いてしまいました。


たまたま調子が悪かったのか、それは分かりませんが、この入学式に限らず、けっこう頻繁に集会で生徒が倒れるのですよ。
朝食を食べてこないのか?
貧血なのか?


子供がこんなにもヤワでいいのかなあ。
文科省は子供の学力低下の心配するより先に、子供の健康管理についての心配をした方がいいんじゃないの、という気がします。
このように書くと、体育会系のノリで俄然がんばって鍛えようとされるかも知れませんが、私が言っているのは、体力以前の問題。まあ、言ってみれば、食生活と生活態度のことです。



もちろんそんなことは、各家庭で解決するべき問題ですが、な〜んか青白いような顔をしている中学生(もちろん少数ですよ)を見るたびに、複雑な気持ちになります。
この少数の家庭のために、一把一絡げで「食育」と銘打って学校が食育活動に力を入れると、健全な食生活をしている家庭のお母さんに余分な労力を強いることになるもんねぇ。
とある食育に力を入れている小学校に通う人から聞いた話では、毎日の食事のメニューを書いて出せとか、写真を撮れとか、けっこう大変だったみたいですよ。


食生活はものすごく大切ですが、上からどうのこうのといわれる筋合いのものでもないのよね。
難しい問題かも。