パイナップルヘアー

さっそく すごいキャラの生徒と遭遇してしまいました。
実は、去年もその子のいるクラスにいっておりましたが、割合早い時期にすがたを見せなくなったこともあるし、たまに出てきても睡眠中という方でしたから、起きて何かをしているという姿はあまり見た覚えがありません。


実は私は、今年の職員室での机が職員室の一番端の教職員出入り口に近い場所なのです。
郵便物・宅配物の受領や、学校施設の修理に来ている業者さんとの挨拶、遅刻・早退で子供を連れてくる(連れてゆく)父兄など、外部との接触が一番多い場所なのです。


昨日は、11時ころに、彼女は職員室入り口辺りに姿を現しました。
頭はマッチャッチャの染められ、制服の上は着ておらずスカートだけを着用し、上は派手なティーシャツにロングカーディガン、といういでたちです。
不健康さと煙草の臭いと怠惰さと頭の悪さのオーラ全開。



常にワカメか昆布のようにフワフワと上半身を漂わせ、常にハンカチで口元を覆っているのは、この手の女子生徒の共通点です。
スカートがすごく短いのに、ヤンキー座りをしているので、スカートの中身のパンツが100パーセント丸見えとなります。でも、まったく気にする様子もなく、黒地にピンクの模様がついたパンツを見せています。



なんかもう場末のキャバレーで働いている45歳の人生に疲れ果てた水商売の女性という感じです。
しゃべり方や仕草がもうすっかりオバサン化しています。
確かにオバサンには「こわいものなし」というところはありますが、さすがにまだ人前で大また開きのパンツ丸見えをする勇気はありません・・・・・



マッチャッチャの髪の毛に思いっきり逆毛を立てて、すごく複雑なアップにして、毛先を散らした様子は、まさしくパイナップル。
三年生の担当の先生が
「おお、今日もパイナップルヘアーできたのかぁ」
と言っておりました。すごくピッタリのネーミングでした。


彼女曰く、
「五月の修学旅行の時には、もっと髪の色を抜くし、バリバリの私服で行くから・・・」
とのこと。
こういう子どもに普通に対応している先生って、ほんとうにすごい忍耐力を持っていると思いました。