スターリングエンジン

二週間ほど前、夫が学研の大人の科学スターリングエンジンの模型を買ってきました。
プラモデルみたいに自分でエンジンを組み立てるという種類のものです。
息子Bと二人で、ワイワイ作って出来上がったものは、シルバーに輝く車輪とプロペラつきのエンジンでした。



息子Aは、自分の勉強机の隣にプラモデル作成のための作業台まで作ってあるほどプラモ作りにはまっている人で、もうあきらめているのですが、息子Bまで作る楽しみに目覚めて、こういうのが感染したらいやだなぁ。
なにしろ、家に男の子が三人(夫・息子A・息子B)もいるので、この手の科学玩具とかプラモなどは たまる一方です。
もっとも、定期的に半ば強制的に破棄してはいますけれど・・・・



出来上がったスターリングエンジンをアルコールランプで温めると、中の空気が膨張してピストンを押し、空気が冷えるとピストンが戻る、というような仕組みでエンジンが動きました。このエンジンが動くことが、どれだけ嬉しいことなのか判らない私は、
「へぇ」
と一瞥して
「一体いくらだったのよ」
「・・・・一万円」
の方に反応してしまいました。



実は、我が家の二軒隣の方は、日本では名の知れたスターリングエンジン」の開発を手がける技術者です。
夫は、昨日わざわざ、その技術者を呼び出して、模型を見せていました。
玄関先で五十男が二人でスターリングエンジン(模型)を前に、ああでもない、こうでもないと喜び合っている姿は、ちょっと異様。



こういうのが楽しいという気持ちを味わえない私は、ちょっと寂しい気持ちもします。
まあ、男に限らず技術屋というのは、そういう人種なんでしょうかねぇ。