ベンジャミン・バトン

今年のアカデミー賞で一躍有名になった作品「ベンジャミン・バトン」。
雑誌やテレビのプレビューであらすじなどは知っておりました。昨日、図書館で「ベンジャミン・バトン」の本を見つけて、借りてきました。


すごく大きな文字で書かれているし、途中にカラーの挿絵が入っているので、実質、80ページにも満たない本でした。絵本といってもいいくらい。



訳者が、「人生は夢であると感じることはないだろうか。どんなに幸福な瞬間でも、過ぎ去ってしまえばもう、本当にあったのかどうかさえわからない。」と書いています。
確か、映画のキャッチコピーは、数奇な運命を生きた男というようなものでしたが、これ以上数奇な人生はないよね。時間が逆戻りしていくという話なんですから。



正直なところ、この話が映画でどれくらい感動的な作品になっているのか知りませんが、原作を読んだだけでは、素直に「感動した」とはいえませんでした。



ところが、息子Aは私の酷評を聞いて、この本を読む気になったらしく(へそ曲がりなんです・・・)、読後に「すごく奥が深い話だった」というのです。
どういう読み方をすると奥が深い話に読めるのかと聞いたら、
アルジャーノンに花束を」に通じるものがあるのがわかんないかんぁ、とのことでした。
全然通じてないと思うのですが・・・・