大抜擢

夏休みの宿題について。
宿題をやる本人も、いろいろ言いたいことはあるでしょうが、最終的には自分のため(何度も言いますが、100回書け、という力業みたいな宿題は無駄だと思う)ですから、まあしっかりやって下さい、ですね。
ところが、それをチェックする方はたまったもんじゃない。
パンパン・・・・と「見ました」の判を押せば済むような教科は楽勝でしょうが、国語は辛い。
なにせ、2000文字の作文・感想文を読まないといけないので。




先週一週間は、「やっつけ仕事」でかかれた「これって日本語?」みたいな作文を散々読みました。
そして、月曜日に代表作品候補に選ばれた生徒を呼び出して、書き直しを指導。
こういっちゃなんですが、読書感想文の女王だった私としては、かなりの改良を加え、大幅に構成を変更して、「賞ねらい」の下書きを渡しました。
「すごく期待のかかった作品だから、しっかり書いてくるように」
と、エールを送ると
「わかってます」
との頼もしい返事。



実は、代表候補に選出した作品を書いた生徒は、ちょっと信頼度の低い人で、作文などの宿題が期日に出たことのない生徒だったのです。
一学期にも作文の授業があって、彼の作品の成績をみてみました。特別よい着眼点でもなく、表現力にも低い点数がつけてあったので、今回の感想文の代表候補は大抜擢なのです。




昨日は授業がないのに、朝一番で学校へ行き、彼のクラスへと向かうと、あっさり
「あ、忘れた」
この大抜擢は間違っていたかも・・・・
すごい不安な気持ちで、今日は、今から学校へ行ってきます。