ゾンビ挙げ その二

昨日の続きです。


NHKテレビに出演していたベテラン教師のモデルでは、先生が「では答えてくれる人は?」ときくと、針葉樹林の木立のようにピーンとまっすぐに伸びた手が一斉に上がりました。
小学生は、こういうところで屈託がなくて、見ていて気持ちがいいですね。


中学生では、こういう現象はまず起こりません。
優秀な生徒は、私、目立ちすぎてないかしら・・・と、他人の目を意識して手が上がりません。
成績中位・下位者は、何事に関しても辺りの空気を読みますから、上げている人が少ないうちは絶対に上げてくれません。



私も、最近は少し人間が丸くなったのか、
「あれれ?まだ時間が足りなかったかな?」
とかいって、更に時間をとります。そしてころあいを見てもう一度質問し、また挙手が少なければ再再度時間をとります。言ってみれば、根競べ。
するとそろそろと手が挙がります。その様は、まるでキングオブポップス、マイケル・ジャクソンスリラーのゾンビたちが土の下からノソノソ登場する動作とそっくり。
それに因んで、ノロノロと挙手することを、私は名づけてゾンビ挙げと呼んでいます。



他の教科のときはどうなんでしょうかねえ。
クラス全員が、ピンピンに伸びた挙手をするような状況って起きることがあるのでしょうか?
それともゾンビ?
それとも、最初から生徒の挙手を当てにしてない?