買わない習慣

金子由紀子さんという方の、「生活の知恵」について書かれたエッセーです。



しばしば雑誌に特集されるような、涙ぐましい節約やお金の使い方についてのハウトゥー本ではありません。
生活の哲学とでもいいましょうか。
とても面白い内容です。



早い話が、何でもかんでも買って済ませてしまう今の世の中の仕組みから、勇気を持って一歩はみ出してみましょうよという提案です。
大きな額のお金を使うのは慎重になりますが、チマチマした額の買物って、毎日していませんか?
缶コーヒー、キャンディー、ガム、雑誌、百円ショップなど。
「それらの買物が、あなたの生活を豊かにしてくれていますか?」
と聞かれたら、答えはノーです。



本当に余計なお世話以外の何者でもありませんが、コンビニでお買物している若い子に、この本を是非読んでもらいたいと思ったなあ。
コンビニで買物すると、本当にあっという間に500円は軽く使いますよね。
おにぎりを自分で作って、更に水筒にお茶を入れていけば、とりあえずはお昼ご飯になります。
そういう生活をしましょう。
とりあえず、家に「ごはん」が炊いてある状態にしておくのは、「買わない生活」のはじめの一歩ですね。




「買わない習慣」金子由紀子 アスペクトから出版