徴兵の話

たまたま職員室の私の席は、周りが同年代〜それ以上の方が多い席で、話が通じやすい人たちばかり。
(イマドキの若い人には、通じない話って、けっこうたくさんありますから)
特に、給食を食べながらの会話は、毎回面白い話題が飛び出してきます。
また折を見て紹介していきますね。



今日の話題は、戦中の学徒動員の話でした。
たまたま徴兵を逃れた人たちの話題です。
運悪く、戦時中に徴兵年齢に達していた人たちで、運よく命拾いした人もいれば、あたら命を落とした人もいました。どこの部隊に所属していたかが命運を分けたのでしょうけれども、実はそれ以前の、「徴兵」の時点で明暗が分かれたとか・・・・・



まず、理系の大学にいた生徒は難を逃れた人が多い。
そして、高学歴(東大とか)の人は、終戦の直前の敗戦の色が濃くなった頃には、早々に国内に帰還を命じられた。(敗戦後の国づくりを考えて、人材の確保のため)
相撲取りは、徴兵検疫で合格となっても、制服や靴が合うものがなかったので、出征を免れた。
出征させる人の名簿は、実は、町内会長さんあたりの人選に任されていた。
など、かなり眉唾みたいな説がいくつか出ていましたが、話としては「さもありなん」という感じでした。
「さもありなん」というのは、人の運命なんて、確かに自分のあずかり知らないところで、簡単に変えられているのだろうなあ、ということです。



先ほどの眉唾の説をまとめるとこういうことになります。
第二次世界大戦のとき、兵隊に取られなかった人の共通の特徴は「東大理系の学生で、デブで町内会長の覚え目出度い家の息子」ということになります。
本当かなぁ?



今日のニュースでもアフガニスタンで爆破テロがあったというのが流れていました。
戦争で死ぬのが一番浮かばれないよね。どこの国に生まれたかっていうのは、人の幸福度をかなり左右すると思いませんか?
平和な世の中になることを祈ります。