お察しの通り

いやいや、またブログをサボってしまいました。
お察しの通り、期末テストの採点と、二学期の評価の下処理で、浮かぬ日々を過ごしています。


今、義務教育の現場では、相対評価ではなくて、絶対評価で成績をつけています。
だから、クラスにAが何人でCが何人という縛りがあるわけではないのですが・・・・
それでも、やっぱり先人たちの経験って、そんなに的外れでないようです。


大抵、どんなテストをしてみても、85パーセント以上の達成率をクリアしている人はクラスに三人〜四人いて、平均が60点くらいで、平均の半分も理解していない人は、やっぱり一クラスに三人〜四人はいます。最近では、不登校の生徒もいるので、そういう生徒をいれると、更に下のほうの人数が増える傾向あります。


実は私は、私が担当している70人分の度数分布表を作っています。
よく言われるように、正規分布じゃなくて、下位層に人数が集中する傾向が強く出ています。

例えば、100点満点のテストで平均が60点というとき、満点から40点の間にボツボツ人がいるのに、39点以下から15点のところに一人もいなくて、14点から0点のところにまた集中するグループがいるのです。
テスト監督をしていてわかったのですが、わからないからテストが零点なのではなくて、やる気が全くないからテストが零点なのです。
始めの合図から五分後には寝ている生徒、余白にずっと手紙(?)を書き続けている生徒、枝毛の世話をしてグルーミングに精を出す生徒、という具合です。
それでも、一応記号だけはには手をつけるようで、全くの零点を免れているという人たちが、最下位層を形成しています。
正真正銘の零点というのは、(不登校で)テストを受けていない生徒なんだけど、毎日学校に来ていて授業を受けているのに、国語のテストが5点というのも、悲しすぎる・・・・。



心が痛みますが、やはりそういう生徒には、それに見合った評価しかつけられません。
前から感じているのですが、想像力が足りないというのがわかっているのだから、せめて三年生進級するときには、このまま(最下層の生徒たちが)いったらどうなるか、という話をしてやるべきです。
私立高校の授業料がいくらかかって、入学金やら制服代やら、交通費やら・・・公立の高校へ行く場合と比べたらいくらくらいの差がでるのか、はっきり見せてあげるべきだと思います。


最下層の得点圏に入っている生徒たちの家庭で、お金が有り余っているのならいいのですが、そうでない場合は、特に深刻だと思うのですが・・・・・