チリコンカーン

チリコンカーンという名前を聞いたことがありますか?
音のイメージからも推測できる通り、メキシコ料理だと思います。
アメリカで生活していたとき、しばしばスクールイベントで、お料理の持ち寄りがありました。
フルーツだったり、サンドイッチだったり、巨大にボールにジェロを作ってきたり、とにかく何でもオッケーですが、たいていは20人分は作ってきてください、というようなお願いのされ方でした。
その中で、絶対に外せないメニューが「チリコンカーンとホットドッグ」という組合せです。


ホットドッグの上に、チリコンカーンをたっぷりかけて手でつかんで食べます。
で、チリコンカーンって何よ?ですが、簡単に説明しますと、トマト味のチリソースの中にうんざりするほど金時豆ほどの大きさの赤茶色の豆が入っている水分の少ないスープのことでてす。
整理しますと、チリペッパーとかチリパウダーとかパプリカとかの赤い色のスパイスがたっぷり入っています。当然ピりピり辛い。
スープの味は、トマト主体で塩味。
肉は牛肉のミンチで、けっこうたっぷりはいっている。
野菜は玉ねぎやセロリを炒めたもので、先にも述べたとおり、豆の量は半端ではない。



このスープは、アメリカ中西部の「お袋の味」の代表格で、10人以上の人が集まって、持ち寄りのパーティーをしたら、絶対に一人は作ってくること間違いなしです。
我が家の子供たちも、アメリカで過ごした間、ずっとチリコンカーンを食べ続けてきましたから、味噌汁や肉じゃがと同レベルで「お袋の味」として認知しているようです。



あまり料理好きとはいえないアメリカ人ですが、なぜか豆料理はよく作ります。
ちなみに、私は料理は嫌いではありませんが、豆料理は苦手。ふやかしたり、煮るのに時間がかかったりで、手間のかかる料理として認識されているからです。
最近では、大豆の水煮とか缶詰の豆を使うようになって、多少は食単に上る出番がありますが、アメリカ人の家庭と比べたら少ないと思います。


今日は、教えてもらったとおりにチリコンカーンを作ったら、子供たちに大好評でした。
本場アメリカの味とも引けを取らないくらいの出来でした。
作り方は明日のブログで・・・・・