私学入学願書

今日は大安吉日ということもあってか、私の勤め先の中学では、私立高校への願書を提出しに行く日でした。
天気も良かったし、日柄もいいし、まずはなによりの振り出しです。
同じ学校を受験するもの同士、グループになって、受験する高校のロケーションの確認も兼ねて、願書を出しにいくのです。


このあたりでは、公立高校を第一志望にしている中学生が多くて、私立高校は、どちらかといえば滑り止めみたいな感覚があります。
もっとも、公立高校の定員には限りがあるので、初めから私立単願という生徒ももちろんいます。
そういう生徒は、二月の上旬に早々と合格通知を手にして、晴れて受験生活から解放されることになるのです。


さて、今日の話題は、願書を受理してもらって、受験票と受領書をもって中学校にもどってくる生徒を見て思ったことです。
三年生には、あらかじめ当日の行動についての説明があったようで、もどってきたら直ちに職員室へ報告に来て、受験票や封筒や注意事項の書かれた手紙など、高校の事務局で貰ったもの一式を、担当の先生に渡すというのが約束だったようです。紛失しないよう、学校で預かっておく目的があるようです。

担当の先生たちは、ずっと入り口のところで待機して、戻ってくる生徒一人一人の名前と、受験票などをチェックしています。
中には、高校から貰ってきたはずの封筒を出さなかったり、心得の書かれたプリントを出さなかったりで、いちいち確認されてやっと鞄から出てくるという生徒もいます。
「全部といったら全部出してね」
といわれても、なかなか全部出せないのがたまにいるんです。



給食の時間になってももどってこない生徒たちもいます。
「いくらなんでも遅すぎないか?」と担当の先生がヤキモキして待っているといると、ある先生が
「え?○○君なら、もうとっくに教室に戻っていて、さっき給食を食べていましたよ」
みたいな暢気なのもいるわけ。
もういい加減にしてくれよ〜という先生の気持ち、分かります。



傍でみている方も、なんか疲れてしまいます。
「おいおい、あんた自分のことだよ。」
といいたくなるのをぐっと押さえていました。
中学三年生って、こんなにも頼りないもんなんでしょうかねぇ?