DVD大阪ハムレット

ご近所の奥さんから貸していただいたDVDが大阪ハムレットという映画です。


ここがすごく面白いという場面は特に記憶にはのこらないんだけど、見終わった印象は、
「な〜んかいいじゃん」
なんです。


不思議な家族が主人公です。
家族全員が主人公という設定です。
母親役は松坂慶子さんで、死んだ亭主の兄役が岸辺一徳さん。
岸辺さんって、妙に存在感がある役者さんですね。
たいていは、ほんのちょっとだけ、あまりストーリーの展開には寄与していないような訳で登場するくせに、見た人の記憶にはちゃっかり残っているという感じじゃない?


それで、母親は、夫が死んで間もないというのに、誰かの子供を妊娠。
死んだ夫の兄というのは、弟の葬式に現れてその後はなんとなくその家に居座ってしまう。
三人の息子の長男は、中学生でありながら教育実習生と恋仲になり、次男は学校一の不良でありつつもハムレットのように悩み、三男は女の子になりたいという切なる希望を持っています。
人の死の場面が二回もあり、かなり深刻なんだけど、妙に乾いていたり・・・・



私はこの映画がロードショーされていたのを知らずにいましたが、当時は話題になっていたのでしょうか?


もしも、ほのぼのしたい、お笑いだけじゃ物足りない、という方にお薦めの一本です。
家族の絆について再発見することがありそうです。