ほうじ茶

職員室の湯沸室では、用務員さんが朝、熱々のほうじ茶をポットに入れてくれています。
私は、朝一番に入れたてのほうじ茶を頂くのが楽しみの一つです。
それまで、我が家ではほうじ茶を飲むという習慣が全くなかったのです。
非常勤講師の職について初めて、ほうじ茶を日常的に飲むようになって、その魅力を知りました。



以来、我が家では、冬の朝は、台所で一番に湯を沸かしてほうじ茶を作るようになりました。
職員室での作法を真似して、ポットにお茶を入れて自由に飲んでもらっています。


ほうじ茶に出会う前は、冬場の定番は玄米茶でした。
玄米茶は、淹れたては香り高くて美味しいんだけど、ポットに入れて保温しておくと、あっという間に不味くなってしまうのが難点。その点、ほうじ茶は比較的味が変わらないと思うのです。



息子たちのお弁当に持たせる水筒にもほうじ茶を入れています。
実は、息子Aはほうじ茶好きという渋い好みらしく、食後の飲み物に、
「コーヒー?お茶?どっちにする?」
と聞くと、ほぼ半々の割合でほうじ茶を所望してきます。


お茶といえば、回転寿司においてある粉の緑茶。
私はあれが大好きです。
抹茶の様相をしていますが、抹茶じゃない。
香はそこはかとなく玄米茶の香がしています。
割と濃い目に入れていただくのが好きです。
あれも、お手軽でいいなぁと感じています。



そういえば、いまどきの若い人の台所には、お茶をいれるための急須がないんだとか。
そりゃそうかもね。ペットボトルで買う人もいるだろうし、ティーバッグも各種日本茶が充実しているし、先ほどのような粉のもお手軽でいいもんね。


我が家のように一リットルの急須を使っているのは、家族がガバガバお茶を飲む家庭くらいなもんですね。