極太のアイライン

昨日のブログを書きながら、ついでに思い出したことがあります。
今年、みていた女子中学生に中に、とっても個性的に化粧をしている子を見かけます。
もちろん中学生に化粧は禁止ですから、色がついたのではありません。
主に、目。マスカラとアイラインです。
この10年くらい、美容雑誌などで目力(めぢから)という言葉を目にしますが、彼女の目には確かに目力を感じます。
上瞼の目の際に、ぶっとい黒のアイラインをひいているからです。「太い」というような生易しい太さじゃないので、あえてこの表現をつかってます。
そのぶっとさといったら、30年前のバービー人形にひけをとらない入れ方なんです。


その子は、週に二回選択教科のときに出会います。
私は、人の名前を覚えるのがすごく苦手で、ちょっと困ってしまうくらいなんですが、その子の名前は第一回めの授業で覚えてしまいました。
それくらいインパクトの強いアイラインを引いているのです。


それに加えて、眉は短くて細い。2センチか3センチの糸のような眉毛をしています。
スカートの丈だの、シャツの裾をズボンに入れるだの、髪の色は黒だの、いろいろ生活指導をしているのに、どういうわけか、ぶっといアイラインとテンテン眉毛はスルー。
私は、授業をしていても、ついついその子の顔を見つめてしまって
「あっ、いけない」
と思い直して他の生徒を見るんだけど、また気がつくと彼女を見つめてしまう、というくらい個性的で吸引力があります。私は気になって仕方がないのだけれど、生徒指導をする男の先生には、あの奇異さがわからないのでしょうか?
それとも、何か特殊な事情でもあるのか・・・・


先日、小学校の男子生徒が、学校で性転換を認められたという記事を読みました。
すごい英断だと思いました。
結局一年間、あの眉とアイラインが変わることがなかったからには、それと同じような「特殊事情」があるのかも、いや、あるに違いないという気がしてきた今日この頃です。