卒業式の着物

中学三年生を受け持つ常勤講師の先生と、卒業式に着る着物の話をしました。


クラス担任を持つ女性の先生は、たいてい着物に袴というのが一般的です。
三年生以外の担任だと、大抵は黒の式服(一般的には喪服と共用)式に参加しています。



私は、以前、息子の小学校の卒業式に着物を着たくて、予行演習を兼ねて、中学の卒業式に着物を着てみました。もちろん自力で、頭のセットと化粧も含めて、一体どれくらいの時間で完成するのか時間を測りながらの着付けです。
大体一時間で完了しました。



さて、今年は非常勤とはいえ、三年生を見させていただいたので、自分としては着物で参加しようと考えています。
先の常勤講師の先生は、卒業証書授与の際に、壇上で校長先生に証書を手渡しする係に任命されたとのこと。
この場合、どんな着物が相応しいのか?



私も、彼女も、黒の式服の校長先生の隣で、花を添える意味も兼ねて、色留袖とかいいんじゃないの?という結論に達しました。
さあ、これは正解かそれとも不正解か?


先日、私が習っている着付けと礼法の先生にうかがってきました。
答えは、「ノー」です。
本来、壇上で証書を渡す校長先生と証書を貰う生徒が主役であり、補佐の係りは全くの脇役であるはずのもの。
だから、その脇役が目立ってはいけないのだそうです。
袴をはく予定がないのであれば、色無地の一つ紋が一番相応しいそうです。
そもそも色留袖というのは、大変格式が高いんだって。(この場合には高すぎるってこと)


色無地の一つ紋は、色留袖に次ぐ格式を持ち、とてもカバー範囲が広い着物だそうです。


ちなみに、着付けから髪のセット、および袴のレンタル料まで含めて美容院でお願いすると、軽く二万円を超えてしまうそうです。
お高いです・・・・