卒業式

昨日は、勤め先の中学の卒業式でした。
生憎の寒い日でしたが、雨が降らなかったのは良かったです。



私ナンチャッテは、数日前のブログでも宣言したとおり、着物を着てまいりました。
朝五時半に起きて、子供たちの朝食を用意し、洗濯機を回し、髪のセットをし、化粧を施し、子供を駅に送って家に戻ったのが六時五十分。
その後、洗濯もの乾し、テーブルの上を片付けて、いよいよ着付けです。



土曜日に着付け教室で着たばかりなので、取り合えずは着物も帯もなんとか結べました。
やっぱり一番の上達方法は実際に着物に袖を通すことなんだなぁと実感。
「やれやれ」
と、一通り着付けをして、床に散らばった数枚の衣服を片付けていると、なにやら目に入ってきたものが・・・・
「あれれ?」
一瞬にして血の気が引きました。
なぜなら床の上に転がっていたのは、本来なら帯の下に入っているはずの帯板だったからです。
「げっ・・・・」
どうりで帯紐を結んだとき、な〜んかパーンとした張りがなくてグズグズしていたはずだわ。



大急ぎで帯を解き、帯板をつけようとしましたが、着物の襟元まで緩んでしまったので、仕方なく全部脱いで一からの着付け。
昨日は、実質二回も着付けをしたことになりますが、なんかと予定時間内に着られました。(ホッ)



三年生の担任を持っておられる女性の先生は今年は一人。りりしい袴姿でした。この方はモデル並に背が高くてすらっとした人なので、袴姿もすごく決まっていました。
むしろ、上背のある人が無地の一つ紋の着物は、ちょっと寂しいですよね。
私のほかには三年生の協力の常勤講師のオバサン講師。
この方は、壇上で校長先生に証書を手渡しする大役を仰せつかっていた人です。
涼やかな水色の着物は、お式に華を添えていて、とっても良かった〜。
私が見た限りでは、父兄の和服姿は5人くらい。
例年より少なかったのは、やっぱり不景気で家計費の仕分けで美容費が削られた煽りでしょうか?