メレンゲの焼き菓子

素朴さといったら、これを越すものはないというくらいに素朴なお菓子が、メレンゲの焼き菓子です。ところで、メレンケゲの焼き菓子の写真のは、昨日のページに載っています。手違いです・・・・トホホながら、それを修正できない私です。
材料は、卵白と砂糖だけなんですから。


お菓子作りをする方なら同意していただけると思いますが、卵白って時々罪悪感に苛まれながらも、捨てられてしまうことが多々ある食材ではないですか?
タルト生地を焼くときは「卵黄一個分」だし、カスタードクリームにいたっては「卵黄四個分」などとレシピに書いてあるんです。
残った卵白は、みなさんどう処分しておられます?


タルトを焼くときは、残った卵白一個分くらいならフィリングに無理やり混ぜてしまうという荒業も使います。でも、残った卵白が四つという日には、何か別の手立てを考えなければなりません。
そこで私が作るのが、メレンゲの焼き菓子です。
卵白一個に対して大体50グラムの砂糖を混ぜます。
砂糖は、粉砂糖とグラニュー糖が半々くらい。
ものすご〜くしっかり混ぜて、つやつやのメレンゲを作ります。それを絞り袋に入れて、クッキングシートを敷いたホットプレートに好きな形にして絞り出します。私は、写真のように一口大にするのが好みです。
それを80度で四時間くらい焼きます。
時々蓋の裏についた水滴をフキンで取りつつ焼きます。
80度という低温なので、時間が少しくらい過ぎても焦げたりしません。私は以前、午前中から焼き始めて、夕飯のあとに思い出して取り出したことがありますが、全然焦げたりしていませんでした。


サクサクで、味は上品な甘さ。
とてもよく湿気を吸ってしまうお菓子なので、雨の日に焼かない方がいいと思います。
カラリと晴れた日に焼いて下さい。
そして、焼きあがったら、しっかり冷ましてから密封容器に移し替えてください。間違っても蓋のない器に出しっぱなしにしないで下さい。
以前、出しっぱなしにして一晩たってしまったことがあります。たまたま雨が降った日だったせいでもありますが、翌朝、気づいた時にはフニャフニャした食感になってしまい、即ゴミ箱に直行してしまいました。


面白いほど簡単にできます。絶対に失敗しない、超初心者向けのお菓子です。