退治

いきなり物騒な題名で、びっくりされた方も多いでしょう。


私は今の時期、隣との敷地の境に植えたカイヅカイブキについた害虫を退治するのが朝晩の日課になっています。
朝晩あわせて大体20匹くらいのガの幼虫(ケムシ)を見つけます。
どこに隠れているのか・・・、必ず毎回10匹くらいずつ見つかるのです。
すごく不思議です。
一日に20匹見つかるんだから、朝20匹で夜0匹でもいいはずなのに。



かれらも上手に擬態していて、カイヅカイブキの葉そっくりさんになっています。
この時期まで生き残っているのは、すごく擬態が上手だったに違いありません。丸々と太っています。
どうして、こんなに丸々と太った毛虫が鳥の餌にならないのかも不思議です。
息子Aは、毒があるんじゃないか、と言いますが、よく言われるように、毒のある毛虫独特の、ハデハデしさはありません。



毎朝、夫と子供たちを送り出したあと、そのまま玄関に出て、ポーチにおいてある毛虫駆除専用のピンセットを持って、まさしく「鷹の目」になって毛虫を見つけ出します。
そして一匹一匹枝にしがみついているのを引き剥がしては退治しています。


息子Aに、
「ねえ、こんな酷いことを母親にやらせないで、息子Aも退治してよぉ」
と言ったら、息子Aはすかさず
「オレ、仏教徒なんで」(殺生はしませんという意味らしい)
「それより、あいつらが食べる分くらい、食べさせてやりゃあいいじゃん」
との返事。


・・・・・まったく、庭の手入れのことについて、何も知らないヤツなんです。