先生はスピーチが好き

前に、ブログで「人はスピーチが好き」という内容のことを書きました。
見かけはおとなしくて、無駄口なんか一言もしゃべらないような人でも、マイクを前にすると、今までのあの物静かで無口な姿は何だったのかな、と思えるような変貌ぶりをみることがよくあります。


その話を職場の同僚にしたら、
「そうかもしれないけれど、ちょっと違うかも」
と言って、こんな風に訂正してくれました。


彼女は、以前にフリーの司会業をしていたそうです。
(非常勤講師をしている女性って、ものすごく過去のキャリアに特殊なものを持つ人が多いんです・・・・・銀行の外為部門にいたとか、同時通訳をしていたとか、誰もが知っているあの大企業で秘書をしていたとか・・・)
結婚式で、必ず長引くのが新郎新婦が教員同士のカップルという場合なんだそうです。
いわゆる職場結婚ですが、そういえば、私の周りでも、教員は教員同士で結婚するというカップルが多いです。
そうなると、お互いの上司が教員なわけですから、畢竟スピーチの達人が揃ってしまうのでしょう。
特に、結婚式で祝辞を述べるような立場の人といえば、校長先生となるわけで、校長先生といえば、毎月とか毎週とかいう頻度で全校生徒の前でお話をしている「お話のプロ」。
以下、新郎新婦の同僚も人前で話すのが職業であるという以上、基本的に「話が好き」だから教員をやっているという人たちばかりが続きます。



司会をしている彼女の経験上、新郎新婦カップルの披露宴は必ず延長になるのだそうです。



だから、「全ての人はスピーチが好き」というより、「全ての教員はスピーチが好き」といった方が、より正確かも知れない、とのことでした。
そうかもしれないです。
いずれにしても、スピーチは短くてパンチの効いたのがいいと思います。
山椒は小粒でピリリと辛い、みたいな。