もったいないぞ!

赤星たみこさん著の「もったいないぞ!」は新米主婦さんとか、今日からエコに目覚めたという方向きの、生活改善の入門書です。


巷に、エコ生活への指南書が溢れる中、特別目新しい技が載っているわけではありません。
中には、思わず「ケッ」と言ってしまいそうな記事も載っています。
(給湯器からから蛇口までの配管の水がもったいないから、冷たいのはポリバケツに溜めて、翌日の洗濯に使うとか・・・)
ここまで細かいと、ちょっとついていけないところがあります。


が、第四章の「エコロジカルな洗い方」を読んで、侮れないぞっと思ったのです。
興味のある方は、ご一読ください。
「せっかくいいものがあっても、正しい知識がないと、上手く使えない」という一文が印象に残りました。
(赤星さんは、重曹のことを取り上げています。)
私も、そう思います。
つい最近も、こんな情報を得たところです。
納豆って大豆が原料なので、納豆を食べたらたんぱく質を摂取したと思いますよね?
ところが、大豆のたんぱく質は納豆菌の餌になっていて、すでにたんぱく質の栄養分は無くなっているんだそうです。知っていました?(もちろん納豆には、ナットウキナーゼという酵素が豊富で、整腸作用があり体によいので、食べたほうがいいとのことです)
この納豆の例の場合は、上手く使いこなしていないという例には当てはまりませんが、「正しい知識がない」という例としてあげてみました。


せっかくいいものを持っていても、正しく使いこなしていない物って(特に私の場合、家電なんか、便利な機能の10分の1も使っていないだろうなぁ・・・・・)、多分ものすごく沢山、私の身の回りにあると思います。