俳句

詩歌韻文教材は、毎年必ず教科書に載っている単元です。
困ったことに、わたしゃ、これが大っきらいなんです。


三年生の国語教科書の冒頭が詩。
そして一学期の最後の教材は俳句。
二学期のしょっぱなが詩。
物語が一つあって、その後ろにまたもや万葉集新古今和歌集までの短歌。
一番の極めつけは、奥の細道芭蕉の俳句が二学期の後半に出てきます。


私の母は、俳句の同人として長年俳句に携わっているのですが、娘の私には、まったくその面白さが理解でません。
「わざわざそんなに短い音の中に、無理して言いたいことを詰め込まなくても、もっと自由に書きゃいいじゃん。その方が読むほうにもわかりやすいし・・・」
というのが本音。


誰かさんが書いていた随筆の中に、短歌・俳句は、いってみればポップミュージックの作詞と同じで、短い言葉にセンスが凝視されているんだとか。
要するにカッコいい芸術です。
一方、言葉を尽くして文字を羅列する散文の方はかっこよさからは遠いところにある・・・みたいなことを(誰かさんが)言っていました。
確かに歌の歌詞で、くだくだと理由とか経緯とかを説明的に描写していたら、ちょっとかっこ悪いですが。


詩歌韻文のセンスが無い私ですが、物語は楽しいです。二学期にやる魯迅の「故郷」は昔から大好きな教材です。
何べん(何十回!)読んでも面白いと思えます。