エクセル

期末テストの採点が終わりました。
あとは、成績処理。
何度も書きましたが、成績のつけ方は、それぞれの中学校の各教科ごとの方針があります。


テストの結果を割合重視する学校もあれば、テストの結果も五つの観点の(意欲・話す聞く・書く・読む・言語事項)の一つとみなす学校もありました。
結果的には、どちらの方針でも大きく差がつくことはありませんでしたが、ボーダーに乗っている生徒は、多少の差異がでそうでした。


私の今の勤め先は、全ての観点についての比重は全く同じという成績のつけ方をしています。
一つの項目につき、100点ずつで合計500点満点。
例えば、定期テストの結果の『読む』の項目では、中間と期末を足して110点だったとします。それを0.9を掛けて100点満点にするのです。
前は、超アナログに卓上計算機で計算しておりました。
なぜなら、夫が家のパソコンで学校の成績に関するデータの入力をするのをものすごく嫌がっていて、使わせてくれなかったからです。
「万が一、データが外部に漏れたら大変どころの騒ぎじゃないだろう」
というのが夫の言い分で、おっしゃるとおり。



それで、今回(昨日)は、わざわざ土曜日に学校のパソコンを使いに行ってきました。
エクセルの表計算を使えば、こんなにも早く正確に全ての成績についての結果が出せたのですね!
今までのパチパチ計算機で計算していた労力は一体全体なんだったの?と自問してしまいました。


各観点を100点満点に換算して、しかも五つの観点の合計まで、計算してくれるなんて、夢のようです。
もちろん、ここまでたどり着くのに、職員室おられた同僚の先生方の力をお借りしていることはいうまでもありません。
本当に、ありがたいことです。
あとは、それを参考にして評定をつけていくだけ。



不思議なもので、アナログ( 計算機と鉛筆を使って書くこと )に成績をつけていたときは、妙に慈悲の気持ちが働いて、成績が下がった子や、低い評価をつけるのが心苦しかったのですが、一瞬のうちにパソコンが打ち出してくれた成績をみると、すごくさばさばした気持ちで成績がつけられるものだということを発見しました。
精神衛生上にもすごくいいです。