この時期

中学三年生は、三学期に入ると学年末テストがあって、その後直ちに私立の願書を出したかと思ったら、二月の第二週には私立高校受験。
本当に息つく間もないほどの慌ただしさです。


明日から、いよいよ三者懇談が始まるようです。


こういう試練って、気の毒だなぁと思う反面、15歳にとっては必要な試練なんだろうなあ〜と思うのは、この数日間で、彼らの顔つきがとても大人びてくるのが傍で見ていてわかるからです。
特に大人びてきたなあ、と感じるのは、成績中位にいる生徒たちです。
中位の生徒って、きっと悩みの幅が広いのではないかな?
(上位の方は、せいぜい二者択一なんじゃない?一番ハイレベルにするか二番手にするか)
中位の生徒は、高校卒業後の大学進学のことまで考えたりしているんだろうなあ。就職か進学か。
進学校に進む生徒はとりあえず大学進学はお約束みたいなところがあるでしょ)


そう感じたのは、何気なく見た高校の学校案内の記事にこういうことがうたってあったから。
「卒業時の就職率90パーセント超え。就職に強い高校!大学進学も○○パーセント。国立大学進学者○名。専門学校の情報も豊富」
卒業後は、就職・専修学校・大学と、ものすごく選択肢が広いですよね。


多分、人生で初めて自分の進路について考える時期でしょ?
(くどいようですが、進学校を目指す上位陣の生徒は、高校卒業後の身の振り方のことまで考えてないよね、普通。)
悩んで悩んで「ああ〜、どうしてもう少し頑張らなかったのかなあ・・・・」と悔しがってほしいです。
中位の生徒を見ていると、いつも歯がゆい思いを感じます。がつがつしたところがなくて、食い下がってこない人が多いのです。(外見だけかもしれませんが)あまり悔しがらないんだよね。
なんか、もっと本気で悔しがってほしいんですけど。



彼らの胸のうちまで知る由もないのですが、それでも彼らが彼らなりに考えたり悩んだりしているんだろうなぁ、というのは顔つきに出ています。
よい結果が出せることをかげながら応援しています。