田の字になってね

先週、国語の授業中に、四人グループを作ってちょっとした相談というか話し合いをしてもらうことがありました。


「それでは机を動かして田の字にしてください」
といいました。
私としては当然、四つ机をあわせてグループを作ってくれるのを期待しておりました。
ところが、誰一人として机を動かそうとする気配がないではありませんか。
「先生、ターノジって何語?」


私は、わざわざ「田」を強調するために確かに「タ」を大きく発声したかもしれません。
百歩譲って、「ターノジ」だったかもしれません。
が四人のグループ内で相談してくださいという説明をしたあとに「ターノジ」が「田の字」に変換されないって、ありですかねえ?


勇気ある発言のおかげで、イマドキの中学生は「田の字にする」という表現を知らなかったという事実が判明しました。
よかったです。
彼らも新しい語を覚えられたし、私もうかつに昭和の言葉を使うと通じないという事実がわかったわけだし。