芳香

我が家に春の到来を告げる一番の立役者は、沈丁花の花の香りです。


先日、玄関を開けると、ふっと鼻先に沈丁花の香りが通り抜けました。
何度も書いていますが、私はこの花の香りが一番好き。
去年と一昨年で、庭に植えていた沈丁花が恐らく寿命のせいで一斉に枯れてしまいました。
木が弱る前に植えていた挿し木で増やした小さな木が、健気に花をつけて香りを振りまいてくれています。


ことしの春は、受験と引越し準備と大震災のニュースで、ほんとうに気ぜわしく心苦しく過してきたので、例年にも増して沈丁花の華やかな香りに気持ちが和みます。


天気予報を見ていてたら、明日から再び寒気が押し寄せるとか。
わりあい温暖なこの地域ですら、朝・晩は石油ファンヒーターが必要なの
に、雪の舞う東北地方で、暖房器具無しというのは、辛いですよね。
去年は、3月下旬といえば、もう少し暖かかったような気がしていますが、どうだったでしょうか。
天候までもが、被災者に意地悪しているように感じてしまいます。