古本屋

昨日は初夏の陽気に誘われて、夫と二人で大須〜栄一帯を散策してきました。
大須は相変わらずの人出で、大賑わいでした。
私は、四半世紀以上も昔の大須を知ってるだけに、この活気溢れる商店街を見ると本当に嬉しくなります。
栄に近いという地の利ももちろんありますが、商店街の店主の皆さん方の努力によるところが大きいと思います。


中でも面白いのが、古着やさんとか古本屋さんとかのセカンドハンド系のお店です。
今では全国区となりつつある「コメヒョウ」はリサイクルリユースの魁として確固とした地位を築いています。


ところで、雑誌の投書で読んだんだけど、俗に言うところの「質流れ品」を買う習慣は、関東方面ではまだまだ一般的ではないのだそうです。
そういう私もまだ買ったことはないんだけど、それはたまたま買う機会がなかっただけで、チャンスがあれば、それほど気にせずに買っていたと思う。
私がちょっとは名の知れたハンドバッグなどを買いたい、という気持ちになっていた時、たまたまアメリカにいました。アウトレットという場所でわりあい気軽に購入できたので、日本でわざわざ買う必要がなかっただけです。


投書によると、「これ、質流れだから、定価の30パーセントくらい安く買えたの」と友人に披露したら、一同ドン引きだったとのこと。
夕方のニュースでも、以前コメヒョウ(だったと思う)の特集をやっていたときに、店長さんが関東進出の難しさをかたっていたのを覚えています。
やっぱり江戸っ子は気風のよさで勝負だからなのか、
「ットコドッコイ!ンな人の手垢がついたようなもん使えるかってんでいっ」みたいなところがあるのか?


散策の途中で古本屋さんに入りました。
古語辞典を一冊と、文庫本を7〜8冊買って1300円。やすっ。
古語辞典は、間違いなく新品でした。
高校生になって必要図書一覧に載っていたので買わされたけれど、一度も使わなかったんだろうなあ。120円也。
勤め先の高校に一冊用意しておきたかったので、すごくいい買物ができました。


高級品を売っているお店と、一冊120円の辞書や1本80円のお団子を売っているお店が同じ並びにあるっていうのが素敵です。