歯科検診

昨日、全校一斉に歯科検診が行われました。
歯科医の先生が4人いらして、一学年8クラスで3クラス分を一気に三時間(実質は二時間半くらい)で終えました。


中学の養護教諭の先生方にも是非見習ってほしいと思う、時間短縮を念頭に置いた、とてもいいやり方でした。
まず、朝、全ての先生の机の上には、どういう順番で、何時間目の何番目に自分の担当するクラスが回ってくるのか、一覧表が乗っていました。
例えば、二時間目のコマには、全部で8クラス分あったとして、上から5番目の順番だったら、大体授業開始から三十分経過したくらいで順番が来る、とあらかじめ計画を立られます。そうすれば、授業の進め具合も大体の見当が立てられます。


それと、生徒の待ち時間が非常に短い。
呼ばれたら、すぐに廊下に出て歩きながら名簿順に並び、歯科検診の会場の前の廊下で待機します。初めの数人が縦列にならぶと自然に後ろはそれに続きます。わざわざ教室の前で順番に並ぶまで待つ必要はないよね。


会場前では、担当の先生が一人立っていて、一番から四番の番号がついたブースへの、早く終わった所へと指示を出して行かせます。
「はい、あなたは3番ね。」
「次の人は1番へ入って。」みたいな要領です。
こうすると、一クラスが一斉に終わります。
中学のときに不合理だなあ、と感じたのは、一組男子はA先生に視てもらう、一組女子はB先生に視てもらうという形式でしたから、例えば男子に特別に時間の掛かる生徒が数人いるクラスだと、隣の女子が終わっても、まだ男子の半分は残っているという状況になりがち。するとクラス全員が揃うのに更に時間がかかったものです。


出口ではクラスの保健委員がカルテを預かり、クラス全員が終わったらカルテを名簿準に並べ替えて提出。検診が終わった生徒は直ちに教室に戻ります。


結局、私の担当いたクラスは、10分少々の中断でした。


かつて、中学で「○○検診」というのに当たると、その時間はほとんど「廊下で待つ」ことに費やされていたものです。
教室から検診会場まで行くだけに、なんで30分も待つ必要があるのか、すごく不思議に思っていました。やり方を工夫すれば、10分で終わるということがわかりました。
是非、取り入れるといいと思いました。