ちょっとした徒労感・・・・

夏休み前半が終わりました。
私は、涼を求めて、また、パソコンの修行のために毎朝規則正しく高校へ通っております。


夏休みの前半は、部活動、補習、三者懇談があって、先生方は平常授業のとき以上に忙しそうでした。


一こま80分の補講を終えて疲れきっ先生が職員室に戻ってきた際、いろいろな感想を述べておられるのを聞いたのが、こんな台詞。
「一年生(国語)の補習、疲れるわ〜。漢文の再読文字をやらせたら、答えられる子がいないんだもん。」
ちょっと待った〜。
再読文字って、一学期の期末テストの範囲じゃなかったか?ついこの間のことだよね。(将に〜す・宜しく〜べし、など)
しかも、授業の度に小テストをやって、完全定着を目指したよね。
教科書に待っている全部で9個の再読文字、必死で覚えたじゃん。
(必死に覚えたのは私だけか?)


それで、担当の先生に恐る恐るどれくらい定着が悪かったのかと聞いて、思わずその場にへたり込みそうになりました。
「あのぉ・・・・彼らはいったい幾つくらいしか覚えていなかったのでしようか?」
「そういうレベルじゃなくて、『先生、再読文字ってなんですか?』というレベルだから。」


甘かった!
私はてっきり、4/9とか5/9、つまり9個のうちの半分は忘れたよ、というレベルを想定していたのでした。


しかし、翻って自分の高校時代を思い返すと、確かに自転車操業でした。
定期テストをなんとか乗り切ったら、次の瞬間にはそれを頭から追い出さないと、次の情報が入って来ないから、自発的に必要ない(と、判断した)内容は消去していました。
まあ、彼らも同じことをしているんだと思いますが、いくらなんでも『再読文字ってなんですか?』は寂しすぎます。