浪人のお値段

息子Aは前回同様、帰省中に精力的に地元友人たちとの親交を深めていました。
なんといっても、彼の卒業高校の現役進学率は五割。
「たったの」と言うべきか「根性あるねえ」と言うべきかか、評価は分かれるところですが、とにかくみんな
「第一志望の大学じゃなかったら行かないもんねー」
という風潮にすっかり染まっているので、浪人生がとっても多い。
したがって、アポ無でも、予備校にいけば、必ず友人に会えるようです。


当然ですが、浪人生を息子に持つ母も約五割。
私の仲良しの母も、まあだいたいそんな割合で浪人生の息子を持っています。
イマドキ「宅浪」するものはいないですよね。大手予備校・・・この地区だと河合か駿台です。


先輩ママからも聞いたことがありましたが、私の友達も言っておりました。浪人スタイルに、こんな選択肢も有りみたい。
「塾の寮に入れて、完全に親の手から離れた状態で浪人しています」
数ある誘惑・邪念・小言・嫌味から逃れて、ひたすら修行僧のように受験勉強でする環境にみを置く。
家にいたら、テレビはあるし、パソコンはあるし、ゲームはあるし、母からは小言や嫌味を言われるし、友達の姿も見えちゃうし、気が散ることこの上ない。
塾の寮にはいるような浪人生は、心がけが違います。
だいたい煩悩を一切自ら断ち切れるというだけでも、「来年の合格間違いなし」の気迫が伝わってきます。
そんな真面目な人には、絶対に第一志望に受かってほしい。


さて気になるお値段ですが・・・・
以前、先輩ママから聞いた例だと、河合塾の授業料が80万円で、寮の生活費が150万円くらいだといっていました。
駿台の寮に入っている人からも大体同じ程度の額を教えてもらいました。
ちなみに、塾の授業料には夏期講習・冬期講習の価格は入っていないそうですが・・・・
概ね地方から東京の大学に通う場合の仕送りに匹敵する価格だと思えばいいでしょう。かなりの出費です。
とはいえ、子も集中でできる、親も眼前に子どもの姿がない分、イライラすることは少なくてすみます。
いかがですか。参考になりましたでしょうか。
多くの場合は、自宅から塾に通うパターンでしょうが、それにしても交通費や衣服代(女子はけっこうかかるとか・・・・)やランチ代など、それなりの出費がいるのは間違い無さそうです。