制服考

高校二年生が修学旅行から戻ってきました。
天候の崩れも無く、全員無事で行ってこられたことは何よりでした。
ただ、同行した先生によると、あまりの暑さで、冬服は生徒には負担だったとのこと。
たしかに私の今日のいでたちは、スカートこそ秋冬のものですが、上は真夏に着ていたティーシャツ一枚でした。


昨日の夜なんか、真夜中に耳元でプーーーーーーンと蚊の羽音がしてあまりの不快さに起きだして、押入れにしまったベープをがそごそと探し出して退治しました。
ひところ、涼しくなって、夏物をしまったときに、さすがに蚊取りは必要ないと思ったのは間違いでした。
いまや、年中を通しての必需品となりつつあります。


さて、修学旅行の行き先は九州。
こちらでもこんなに暑いのですから、九州、しかも屋外をゾロゾロ歩くわけですから、25度の夏日に冬服は辛かったと思います。
学校ということろは、ここらへんのところが、融通が利かないんじゃないかと思います。
さすがにここ数年の温暖化で、10月1日にいっせいに冬服移行というところは少なくなったと思いますが、それでも、ある日を境に冬服にするというのが一般的です。
でも、本当に、そんな規定って要るのかなあ?
暑いときには暑さに対応した服装を、寒いときには寒さに対応した服装をするとうのが人間の生理に適っていると思うんだわ。


それを思うと、ある種の怒りを伴って思い出すことがあります。
実は、私は幼い頃から冷え性でした。
むしろ冬は今よりも数度は平均気温が低かったと思います。
そんなときに、中学校では、極寒の時期に「冬の耐寒マラソン」とかいう学校行事がありました。体育の教師というのは、おそらくみんな筋肉がたくさんついていて冷え性とは無縁の人がなるんだと思います。
実は、想像力の無さという点では、頭の中にも筋肉が詰まっているんじゃないかと密かに思っておりました。
「暑くなって、汗をかいたとき」の対策ばかりたてて、「汗をかかないように、なるべく薄着で」という指示ばかりでした。こちらは寒さで凍えており、持病(?)の霜焼けは日々悪化して、毎日のように皮膚科へ治療に通っていたというのに。


つまり、暑いと感じたり寒いと感じたりするのは、ものすごい個人差があるんだってこと。
それを○日を過ぎたら一斉に冬服だ、とするのは絶対におかしいと思いますが、いかがでしょう。