ファツションバイブル

大人の女性向けのファッション誌って、巷に溢れていますよね。
ターゲットを40歳〜に限定した雑誌でいうとストーリーとか、ドマーニ、グラッツイアなど。ときどき本屋さんで立ち読みさせてもらっています。

残念なことに、ファツション雑誌の中のモデルさんは、今シーズンのアイテムだけを着用していますから、畢竟最新ファッションカタログということになってしまいます。
もちろん、それを望んでおられる読者も多いのかもしれませんが、最新トレンドの服を、しかもバーゲンまで待たずに購入するつもりがはなっからない私にとっては、単に目の保養にすぎません。


以前、スタイリスト押田比呂美さんが、ファッションのコツについて書かれた本を読み、とても参考になりました。
基本は、気になるところを隠すのではなくて、少しでもマシなところを目立たせるようにすることだとのことでした。
「このセーターを着ると太って見える服ような気がする」とか「このスカートをはくと背が高く見えるような気がする」っていうのってありますよね。
例えば同じ色で同じような形のセーターで、太って見えるのとそうは見えないものをよーーーく観察してみると、確かに違いがあったりします。
デブセーターは、編み方が少しだけ甘いとか、襟の開き具合が一センチくらい浅いとか、肩幅が一か二センチ広いとか。
着痩せセーターは、一センチか二センチだけ鎖骨を多く見せて華奢感を演出していました。七分袖は手首の細さを強調していました。肩幅が狭くみえるような演出がされています。
こんな些細な違いがデブ見えに直結していたのか・・・・と思うとぞっとします。


石田純子氏の『大人の着こなしバイブル』を紹介します。
この本のいいところは、オールカラーですべてのコーディネイトが紹介されているところです。
しかも、面白みのない着こなしと、生き生きとした着こなしの違いを、同じページで比較してあるので、素人にも判りやすいところです。
「ああ、やりがちだわ〜」
「ベーシックと思っていたけれど、単に地味だったんだ〜」
とか、反省点がいろいろ出てきました。


そして昨日、石田さんの本を数度読み返した後で、思いきってセオリーに反する「デブ見え」の服たちを古着屋さんに売ってきました。
これで二キロ分くらいはやせて見えるハズですが・・・・・