厳しいっ

授業後、たまたま用事があって再び学校へ行ってきました。
非常勤が授業後の様子を見ることはないので、普段の授業のある時間帯の風景とは違うものがみられます。

四時半過ぎに、一年生のいるクラスに用事があって入ってみると、数人の生徒が「反省文」を書かされておりました。

「あんたたち、何か悪いことでもやらかして反省文書いているんじゃないだろうね」
「違います。たいしたことじゃありません。宿題の提出が遅れたことに対する反省文です。」
「違わないじゃん。それも充分大したことじゃん」・・・・と、いいつつ、内心は(へぇ、すごく厳密に宿題追跡しているんだぁ)と追跡と追及の厳しさに改めて舌を巻いた次第です。


前にも言及しましたが、ここの高校の提出物のフォローの厳しさは半端でなく厳密且つ厳格なんです。
学年でしっかり一元管理していて、一覧表に未提出者が載っている限り永遠に追跡され、居残りさせられ、何が何でも出すまでは追跡の手が緩められることはありません。


提出物が山ほど来て、その中には、名無しのものやら、擦れて名前が消えてしまったものやら、違うページをやってきたものやら、丸付けがしてないものやら・・・・・山ほど不合格・再提出の宿題が出てきます。
これだけ宿題提出の追跡が厳しいと、生徒の「出した」「出さない」のクレームもかなり真剣に言い募ってきます。
特に名無し・名前消えのものは、本人は提出したつもりでも、一覧表には未提出者としてリストアップされていたりするわけで、いやはや、本当に処理が大変。


しかも、私のように非常勤の立場だと、私が帰宅したあとに(しかも水曜日はお休みなのです)、机の上においていく生徒がたくさん出ることになります。
それも、「出した」「出さない」のクレームを増やす原因となります。
私が出勤してきて、それを見つけるまでは、一覧表には出したことにはなっていないことになるからです。



まあ、とにかく、ややこしい。
ややこしいですが、これだけの情熱をもって宿題の追跡をやってくれる学校もなかなかないんじゃないかな?
それは一人で孤軍奮闘「いい加減に宿題を出しなさいっっ」と阿修羅のようになって生徒に催促する必要がないわけで、ありがたいと感謝しています。