微妙な42点

今日、3年生の国語のテストがありました。
二時間目にテストが終わって、私の手元に解答用紙が戻ってきたとき、いの一番に見たのは、心配なあの男子生徒のものでした。


解答用紙が戻ってくるまでのわずかな時間、心配で仕方がなかった私は、廊下の前であの生徒が出てくるのを待ち構えておりました。
「どうだった?」
との質問に、
「まあまあ出来た方だと思う」
との返事。


それで、少し安心して職員室に戻って彼の答案を見たのでした。
今まで(二学期期末テストまでの四回の定期テスト)の30点未満の解答用紙に比べたら、空白欄が少ないのが、まず嬉しかった。
で、早速採点すると・・・・・
びみょーな42点。
確かに赤点の30点はクリアーしています。
が、これで、過去四回分の赤点の借金まで耳をそろえて返済できたか、といわれたら、ものすごく危ない。
少なくとも、彼は三学期の分の平常点(10点分)に加算される夏目漱石「こころ」の感想文も提出した。三学期は彼の天敵でもある漢字の小テストも無い。一応、テスト範囲の漢字の勉強はやってきた。


そうであるなら、少しくらいの借金は、多めに見てやりたいのが親心というもの。
国語科が一括してパソコンに点数入力して成績処理している以上、そんな親心は通用しないみたいなので、あとはお祈りして待つばかりです。
残念ながら、彼は記号問題しか答えてないもんだから、間違いは間違いで、親心のはたらく余地も無いんだけどね。