効率が悪いかも・・・・

明日の水曜日から、いよいよ学年末テストが始まります。
三年生は、今の時点では自宅学習ということで学校には出て今ませんから、テストの対象は一年生と二年生だけです。


昨日は、テスト前の最後の一時間で、生徒たちと約束したとおり、「自習」の時間にしました。
常時質問受付、ということで、生徒たちの様子を見ながら机間を回っていて気がつきました。
漢文では、「今回は、使役・抑揚・反語・比較のこの四つの文法事項が、デルデルポイントだからねっ」と、あんなに念を押したのに、漢文のテスト範囲をひたすら全部書いている生徒とか、全文を訳そうとしている生徒がほとんど。
真面目・・・・というか、糞真面目・・・・というか、早い話が、高校生にもなって随分と効率の悪い試験勉強の仕方をしているので、ちょっとした驚きでした。


私が高校時代にした勉強といえば、「出る」といったところ、先生が色つきのチョークで囲ったところ、新出文法・語句・漢字だけ何度も読んだ経験しかないもんで。だって、国語一つとっても、古文・漢文・現代文・漢字・語句・・・・いろいろやらにゃあかんモノがありすぎて、一から復習していたらとても最後まで到達しなかったじゃない?
「あ゛〜、これではとても時間が足りないよね・・・」


案の定、生徒たちは、異口同音に
「テスト範囲を勉強するだけの、時間が足りなかった」
と文句を言います。
ちなみに、今回の漢文の範囲は、見開きの2ページだけです。
とはいえ、それだけを全部書いて訳すとか書き下すとかしていたら、結構な時間がかかってしまいますよね。


こんなに生徒が「すべてを復習しなきゃっ」と思うのは、二つの理由が考えられます。
その一・・・さんざん先生方が、重箱の隅を穿り返すような問題を出題してきたから。
その二・・・ずっと効率の悪い勉強の仕方しかしてこなかったから。


このどっちかだと思いました。