無事終了

高校非常勤講師の初一年が無事終わりました。
居心地がいいなあ、というのが正直な感想です。
職員室は勿論のこと、教室でも居心地がいいのです。


一番には、物理的な居心地・・・・つまり冷房や暖房が効いていることがあげられます。
夏は、暑さで脳が溶け出している生徒に、こちらも朦朧としながら大声を張り上げる、という苦行から解放されました。
冬は、外気が5度っていうときに、わざわざ廊下の窓を全開した校舎で、凍える心配から解放されました。生徒たちにも、ひざ掛けや座布団がが許可されたりして、こちらの精神衛生面も救われて、思う存分厚着して教壇に立てました。


次は、生徒の質かなあ。
こんなに素直な高校生、絶対に希少だと思います。
とにかく、かわいい。
真面目だし。
ただ、打てば響くような、進学校の生徒たちみたいなスルドイ反応はありません。
でも、特に「現代国語」みたいに、主人公の心情の変化とか、その時の心の動き(動揺するとか、失意のどん底にあるとか、狂喜乱舞するほどの喜びとか、ジワジワシアワセを噛み締めるとか・・・・・)を読み取る、という作業は、偏差値の良し悪しじゃなくて、感受性の問題です。
国語を教える教師でよかったなぁと思うのは、どんな進学校だろうと、そうでなかろうと、恐らく他の教科(物理とか数学とかの理科系科目)ほどの差がないことです。
(ただし、古文・漢文などの『暗記してほしいことが色々ある教科』は苦しいものがありますけど・・・・)


そして、職員室の雰囲気。
とにかく居心地がいい。
夏休みに、わざわざ職員室に日参してしまったほどだから。
職員室の冷房がガンガン効いていたっていうのも、惹かれポイントなんだけどね。


来年も、こちらでお世話になります。
今度は何年生を受け持つことになるやら、心配でもあるし、楽しみでもあるし。
月末ころに、はっきりしたことが判ります。