テスト採点

この間、授業が始まったばかりだと思ったら、早いもので、もう中間テストの採点をしています。
気が早いかもしれませんが、来月の頭には、もう期末テストですよ。


職員室では、先生方が黙黙と採点をしています。
特に、理科系の教科を教える先生方からは、大きな溜息が聞かれます。
「クラスの平均点が40点台だった」
「○○くんは2点だった」
「一番できのよい生徒が80点だった」
など。

その一方で、人文系の教科・・・歴史とか地理とか国語とか・・・の出来は、まずまずの出来みたいです。
私の席の隣には世界史担当の非常勤君がいますが、生徒の出気が思いのほか良くて、平均点がものすごく高くなりそうだ、と贅沢な心配をしていました。


それを聞いて思いました。
ここの生徒たち、ちゃんと定期試験の勉強をやっているんだなぁって。
数学の先生方は、テストの出来を見て
「こいつら、家で勉強しとるのか?」
と、ちょっとオカンムリな雰囲気でしたが、彼らなら、
「一番時間を割いて勉強したのが数学です。でも、一番出来なかったのも数学です」
と言うだろうな。


歴史のテストが、たとえ易しい問題だったにせよ、出題者が青くなるほどの出来のよさだったことを鑑みると、相当家で勉強してきたことが推測できます。
家で充分な勉強をせずして、そんな高得点が取れるわけないじゃない?
蛇足ですが、週末課題(中学生か?)だって、文句を言いつつも、しっかりやって提出しててますもん。


ど素人の私が思うに、彼らは頭が悪かったり、怠惰だというわけではなくて、スピードについていけないだけなんだと思う。
ものすごくゆっくりゆっくりゆっくり・・・・時間をかけて、繰り返してやってあげたら、きっと習得できるんじゃないか・・・な。