授業参観

去年もだいたいこれくらいの時期に、中学三年生の父兄が、大型バスに乗って、うちの高校を見学に来ておりました。
今日は、二つの中学が見学にやってきました。


私の勤め先の高校は、学力的には中学の内申点が「平均3」くらいの生徒たちです。内申点の平均が3というのは、中学生でいえば、もっとも標準的な学力の生徒のことをいうのでしょうか。
私が中学で非常勤をやっていたときに、54321の評定で、一番たくさんの人数を占めていたのは3の生徒でした。一つの中学校から教員と父兄を含めて50人近い見学者があるというのは、そんな理由からも頷けます。


中学三年生の受験生を持つ家庭では、夏休み明けから12月までの二学期の成績でほぼ受験校を決めることを考えると、いろいろ悩ましい時期になってきますね・・・
私が高校で働き始めてつくづく思うことは、『鶏口となるとも牛後となるなかれ』は本当だな〜ってこと。
子ども自身は、自分の実力を親よりも知っていますよ。だから、自分の実力にあった学校を選びますが、そこへ親が口を挟むと、結局は牛後になってしまうのでは?
これは、うちの高校の生徒を見ての実感です。
この先、どうなるかは知りませんが、今は、推薦枠という、(私から見たら、全くのぬるま湯としか思えないんだけど・・・・)があるじゃない?
この制度は、鶏口にいなければ使えません。
去年は、その制度を使って、名古屋大学に入学した生徒もいるんです。
もし、このレベルの高校から一般試験で入ろうと思ったら、かなりハードルが高いと思うんだけど。

もう一つ、声を大にして言いたいのは、本当に普通科から大学進学を志望しているのか、についても真剣に考えたほうがいい。
余計なお世話かも知れませんが、私学や専門学校の授業料についても、調べておくといいです。(特に専門学校というところは、どえらいこと掛かります・・・・知らなかった!)
どうも、うちの学校の高校生を見ていると、商業科の生徒の方が、将来を見据えているせいか、何事にも真剣度が違います。


ほんとうに余計なお世話かもしれませんが、今日の中学生父兄の参観をみて、こんなことを思いました。