日韓併合

朝鮮王朝の歴史を読んだのも、何かの縁でしょうか?
今日、たまたま三年生の教室の前を通りかかったとき、黒板に日韓併合のあたりの歴史のことが書かれているのを目にしました。
伊藤博文とか、朝鮮総督(うろ覚えです・・・)とか、安重根とかいうあたり。


それで、ふと思い出したことがあります。
ゴールデンウイークを利用して中国大連を旅行してきました。
そのとき、ツアーで旅順観光というのをしてきました。詳しくは、五月のブログをご覧下さいませ。
ツアーの中に、旅順刑務所というところがありました。
まあ、刑務所ですから、見学して「楽しかった〜」という場所ではありません。特に、旅順刑務所は、そこに処刑場もあったわけで、実際に刑場の露と消えた主に思想犯がたくさんいたようです。日本にとって都合の悪い思想を持つ中国人が数多く捉えられました。
あんなに寒い場所なのに、囚人たちが木綿一枚のペラペラな衣服!というのが、先ず第一の驚きでした。
食事も大変貧しくて、またもやびっくり。
そして、一番のびっくりは、あの安重根が、ここに収容されていたという事実です。
彼は、特別待遇で、なぜか個室が与えられていました。個室といっても、穴倉のような個室じゃないよ。窓も広くとってあったし、ベッドも机もあるビジネスホテル並みの設備の整った個室でした。(ただし、天井が低かった・・・・)
「ねえ、安重根って人さあ、確か伊藤博文を撃っちゃった人でしょ?しかも、ここの刑務所は日本人運営の刑務所なんでしょ」
ね?違和感がありませんか?
なぜに、彼はこんなに特別待遇なんだ?


今日、廊下で彼の名前見つけたとき、あの時の違和感が再度湧いてきました。
で、歴史の先生にその疑問をぶつけてみました。
歴史の先生も頭を捻っておられました。
私たちの会話を耳にしたとある先生が、安重根という人は、一流の人であって、刑務所で囚人として捕らえられていたものの、刑務署長とは人間同士尊敬しあうくらいの間柄になっていたらしい・・・・とのことでした。
だから、特別待遇を受けたのではないか?という推論で一応話は落ち着きました。
でも、あくまで私たちの推論であって、正解ではありません。どなたか、その理由をしっていたら、是非教えてください。