ナンチャッテは耐震工事で考えた

去年の夏から冬休み明けまで、勤め先の高校では、校舎の耐震講工事が施工されていました。
古い校舎なので、耐震工事は欠かせません。
引き続き、今年も夏休みから耐震工事が始まりました。
校舎の一棟を右と左の半分に区切って、去年は右半分、今年は左半分というふうに進められてきました。と、なると追い出されてしまったクラス(6クラスくらいかな?)は、空き教室に引越しをする必要がでてきます。空き教室とは、基本的に社会科教材準備室とか、被服室とかいう特別教室のことを指します。だいたいどこの学校でもそうだと思いますが、特別教室って、校舎の中の最果ての地・・・・三棟あるうちの、一番外れの校舎の三階とか・・・にありませんか?


しかも、耐震工事中で、渡り廊下が閉鎖されているもんだから、限りなく遠回りをして、上がったり下がったり上がったり下がったりしなといと教室までたどり着けません。


初日は、早めに職員室を出たにも関わらず、不覚にも30秒ほど遅刻してしまいました。


で、気がつきました。
そういうば、今年担当している二年生は、去年(一年生のとき)も耐震工事の影響で、二学期は空き教室に移動した学年じゃん。
なんか、つくづく恵まれてない学年なんだなぁ。


それにしても、これくらいの耐震工事で、本当に校舎の倒壊が防げるのか?という素朴な疑問を抱いています。
ご存知の通り、学校の校舎って、南側が全面窓!
こんな構造、ド素人の私がみたって、「地震には弱いよね・・・」と簡単に想像できます。
実はかねがね思っていたのは、この校舎は「南向きであるべし」っていう概念、もう古いんじゃないのか、ってこと。
夏はもろに暑い、冬は超強烈な日差し攻撃。(経験がありませんか?)
明るさを取るためだけの理由で、「全ての教室は南向き」にこだわる時代は終わったと思うんだけどね。
それより、震災に強い構造の校舎を考えてもいいんじゃないのでしょうか。