「楽勝、楽勝!」という君って・・・・

昨日は、終日中間テストの採点で、職員室で缶詰状態でした。テスト製作者として、職員室で待つ時間って、けっこう嫌なものです。なにかテスト問題に不備があったりして、呼び出されたりしたら、大変です。特に、耐震工事の真っ最中で、仮教室として校舎中のすべての教室を利用しているような状況では、私があっちこっちと移動するだけでも10分はかかってしまいそう。


運よく、つつがなくテストが終了したものの、今度はまた新たな心配が湧いてきます。
「平均点がものすご〜く低かったり、めっちゃ高かったりしたら、困るな〜」


テスト監督の先生から、解答用紙を貰うとき、ある先生から
「今回の現代国語は、簡単だった、楽勝、楽勝」
と数人の生徒が言っていた、という情報を貰いました。
たまたまそのテストは私が作成したものではありませんでしたが、私も何度も見させてもらったもので、特別簡単とは思えなかったのです。前回のテストとの違いといえば、いつもより数問、選択肢の問題が多かったかな〜、くらい。
「げっ、あの問題で楽勝・・・ということは、私が作成した問題は、もっと楽勝なんじゃないか?」


すごく心配になって、とりあえず、楽勝発言の生徒の答案を見てみると・・・
なんと、ほぼすべての解答欄が埋まっているではありませんか。
「げげげっ。やっぱ簡単すぎたのか」
と、びくびくしながら採点しました。
先程の、ある種の恐怖感が、次第にほぐれてきました。
最終的に彼の得点は40点台。
一学期のテストと比べても、そう大きな差は表れていませんでした。


で、気がつきました。
彼の言う「楽勝〜」とは、一応すべての解答欄に何か文字が入ったよ・・・という意味だったのですね。
次の授業では、「楽勝」の言葉の使い方から定義した方がよさそうです。