森見登美彦さん

勤め先の高校二年生が九州へ修学旅行中。
というわけで、今週は月〜木までおやすみを頂きました。


まずは、一日のんびり図書館で借りてきた本を爆読しました。こんなに読んだのは久しぶりです。

①怖い絵2
②ようこそ断捨離へ
太陽の塔

①の怖い絵2は、昨日の晩から読み始めていたもので、絶対に怖い絵1と怖い絵3も読みたい!という気持ち満々です。というより、自宅の本棚に置きたい気持ち満々です。
少しでも絵画に興味がある人なら、間違いなく読んで楽しい本です。おっと、読んで怖い本です。

②は、「断捨離」という言葉がこれだけ市民権を得ている今、その本を読んでいないのも良くない気がして借りましたけど・・・・
いろんな方が出している「整理」の本との差異が、よく判らなくて、いまいちかな?
私の中では、この手の本の金字塔なら、待ち違いなく辰巳渚さんの著書。
収納することに関して読んだ本で、一番説得力があったなあ。
辰巳さんの本の二番煎じ感が否めないのに、どうしてこれほどブームになったのか。

太陽の塔は、森見登美彦さんの作品です。
数年前にも『きつねのはなし』が面白かったというブログを書いた覚えがあります。
夜は短し歩けよ乙女』『走れメロス』・・・など、題名を覚えていないものも含めると全部で6冊読みました。
全部裏切らなかった。
自身が卒業した京都大学や生活した京都の町が舞台になっています。
自分が大学生やっていた頃の、あの気持ちがフラッシュバックします。数々の失敗や恥や勘違いが脳裏によみがえってきて、胸キュン。
ただし、万人に受け入れられるかどうかは、ちょっと疑問です。なにしろ、登場人物たちのキャラが破天荒すぎて、魑魅魍魎チックな人?というか、「人じゃないでしょ」みたいな人がウヨウヨいるので、そういうのについていけないという方には不向きかも。
私は、森見さんの語り口が、実は、『どストライク』にはまっていて、なんだか直接私に話してくれているみたいな勘違いしながら読んでいます。


なかなか図書館に新作が入ってこないのが、残念です。
(それくらい自分で買え?・・・・そうですね)
怖い絵1〜3は自分で買います。