体罰ねぇ・・・・

大阪でも愛知でも、体育系の学科や部活動の強豪のチームで、体罰が問題になっています。
たまたま、この二つが特に大きく取り上げられていますが、日本全国津々浦々で体罰が起こっているんじゃないかな?


難しいですよね〜。


基本的には、学校での体罰は禁止するべきでしょう。
でも、私が見てきた中学校での生徒の様子をみると、部外者が口で簡単に「体罰はアカン」といえるほど、ことは簡単じゃないように見えました。
実は、私がこのブログ(かれこれ7年以上も続いておりますが)を書こうと思ったきっかけになったのが、とある中学でみた生徒たちの仰天の素行と、それに対応する先生方の姿を見て、すごく考えさせられたからでした。
「世の中には、日本語が通じない日本人っているんだ・・・」


一番の衝撃だったのが、どうして人に迷惑がかかるとわかることをやってしまうのか、と聞いたら、
「人が困ったり苦しんだりするのを見たいから」
と答えた生徒(中学一年生・男子)がいたことです。
体育館の窓ガラスを30枚割ったという三年生もいました。彼のことは直接は知りませんが、ガラスを30枚割って、きっとすっきりしたかったのでしょう。


で、こういう生徒には、どうやって対応するのが正解なのかな・・・との思いが、このブログを書いた原動力でした。
もっとも、最近では、お蔭様で全然素行の悪くない素直な高校生相手の職場なので、すっかり「初心」を忘れておりましたけれど。


30枚ガラスを割ったり、校門にスプレーで落書きしたり、黒板を黄色いチョークで塗りつぶしたりする生徒に、体罰を与えても、恐らく何も伝わらないのは分かります。
じゃあ、どうする?というのが分からなくて、先生方も 困っているのでしょう。
ちなみに、中学の先生で、生徒に手を挙げていた人は、私の勤めていた学校では、一人もいませんでした。

今、問題になっている強豪体育系学科や部活の高校生への体罰とは少々次元が違うかもしれませんが、今もそういう生徒相手に日々奮闘している中学の先生方を思うと、胸がふさがります。