ありえへん中学

来週末から一学期の中間テストが始まります。
ついこのあいだ始まったばかりと思っていたら、あっというまに定期テストの時期がやってきます。
今年は、一年生担当です。


で、新一年生を担当して気がついたことを一つ。
高校一年生の時点で、すでに生徒の知識にものすごく差があることに気がつきました。
特に顕著なのは、国語文法。


授業中に、
「ところで、中学生のときに習った、十品詞の名前は覚えているよね?」
といって、ちょっとしたテストをさせたところ、十点満点の生徒と零点の生徒に分かれたのです。(もちろん八点とか、七点とか、もしくは五点とかいう生徒もいますが)
しかし零点はないでしょう。ついこの間まで中学生だったんだからさ。
すると、零点の生徒から、
「うちの中学じゃあ、そんなの習ってません」
という、超ありえへん言い訳をするのです!
「そんなことありえんでしょう。あなたはきっとその授業のときは仮死状態だったんだよ。」
と、かなりキツく注意したところ、実は隣のクラスでも同様のことを言ってくるのです。
で、心配になって緊急リサーチしたところ、零点の生徒は、ある特定の市の中学に集中していたのです。
ますます心配になって、知り合いの母親にもリサーチしたところ、
「そうなのよ〜。塾の先生からも同じことを言われたの」
との返答でした。


え゛ー、そんなのありなのか?
例えば、副助詞とか格助詞とか、そんな内容じゃないっす。副詞とか名詞とか、あったりまえの品詞の種類なんです。
そのことを同僚の先生に話したら、
「薄々感じていたことです」
とのお返事でした。


私のクラスは、来週から古典文法に入るんだけど、早い話、現代文法の説明から始めないといけないってことですよね・・・もうすぐ中間テストだというのに・・・


そんなありえへん中学は、C中学といいます。