世の中の独身教員の方に是非聞いていただきたい事

昨日は、とてもいい話を聞きましたよ。
(去年)新規採用で、こちらの県に来た男性の先生から聞いた話です。東北の地震で被災した方なんです。
宮城県で講師を何年かやっておられたらしく、新卒ではなくて、お見かけしたところ30歳前後かな?結婚しておられて、お子さんもおられます。


で、今日の本題はここから。
なんと、奥さまは、京都のご出身なんだとか。
宮城と京都・・・超遠距離を乗り越えてのご結婚。
これもすごい話ですが、まあ、世の中にはそういうカップルもいるよね・・・・という程度の驚きです。
驚くのはここからです。
なんと、奥様との出会いは、先生が宮城で講師をしていたとき、高校二年生の修学旅行で京都についていったときにあったのです。
こういっちゃあナンですが、大抵の先生方の感想は、
「うっわ〜、今年は高校二年生の担任だから、修学旅行があるんだ〜(げろげろ〜)」
みたいなものじゃない?
何百人もの生徒をぞろぞろ引き連れて、「何かあってはならない」緊張感と、キッチキチのタイトなスケジュール。しかも、修学旅行の前後は時間割変更の嵐で、もうヘトヘト・・・なんじゃないですか?
できれば、行きたくない・・・と思っていませんか?


件の先生は、ナント、修学旅行の引率で京都について、そのときに現地で生徒の健康を管理するために雇ってあった、現地の看護師さんと、運命の出会いをしたんですって。


ねほりはほり聞いてきたことを、かいつまんで紹介します。
野球部出身の先生は、旅行中の時間を割いて、京都で有名な「鳥羽高校」の練習風景をみてきたそうです。で、そのことを京都出身の看護師さんに報告したら、
「へえ、鳥羽高校って、そんなに有名なんですか?」
と、全く感心がない様子だったので、先生は、名門鳥羽高校は、第一回高校野球の優勝高校であることや、自分の高校時代の野球部の話など、いろいろ教えてあげたそうです。
これが第一段階。まあ、お近づきのきっかけ作りってやつですな。ご当地の何かを誉めそやす。


二日目は、生徒たちは大阪のUSJへ。看護師さんはホテル待機だったそうです。
ここからは、声を大きくして言いたい。
先生は、その看護師さんがホテル待機だったのを知っていたので、お土産を買ってきて、渡したそうです。
このときに、ちゃっかりアドレス交換。
そりゃ、いくらのお土産だったか知りませんよ。せいぜい3000円?
「安っ」
と思いましたか?いいえ、肝心なのは、この心遣いとタイミングなのよ。
どちらかと強いて言うなら、タイミングのよさ!


どう?
独身で、結婚願望のある方、自問してみてください。
「あのコは、一人でホテル待機だから、お土産を買っていってあげよう」
と思って、買っていったことありますか?
あの先生は、一人で夜遅くまでがんばっているから、自販機でジュースの差し入れでもしてあげよう。
荷物が重そうなので、手伝ってあげよう。

ないでしょ?
意地悪なオバサンの目で観察していると、縁遠い方の共通点は、ほんのちょっとした心遣いとタイムリー感が、失礼ながら足りない。
特に教員の方は、男女平等感が強いのか、女性も男性並にばりばり働いておられます。
その時に、一言、もしくは一動作、または一差し入れや、一お土産。

その小さな心遣いは、絶対に女心に響きます。


ゆめゆめ修学旅行を侮るべからず。