蘇生

このあいだ、ご近所の奥さんが海外旅行中で、息子Bがネコの世話をしているという内容の記事を書きました。
ご近所さんの今回の旅行先はフィリピンでした。
お土産に、チョコレートとドライマンゴをいただきました。


マンゴは私の大好物の果物です。
アメリカにいた頃は、スーパーマーケットでマンゴの大人買いをして、毎日といってもいいほど食べていました。
マンゴも常習性がある果物で、一旦食べは始めると、マンゴ無しの生活は考えられないくらいの磁力を持っていました。
なにしろお安い。しかも美味しい。
アメリカで食べていたのは、確かエクアドル産だったと思います。一つが50円とか、そういう価格だったので、十個入りを買っても5ドルくらいだったかな?


日本に戻って、マンゴが高級食材だったということを思い知らされたものです。一つ3000円とか、贈答用ともなると、一つ5000円などという破格のお値段でしたよね。
最近では、日本のスーパーでも庶民価格のマンゴをみかけるようになりましたが、それでも箱買いする勇気はありません。
せいぜい袋にはいった、本当にカリカリに乾いたドライマンゴを買って食べたものです。


で、フィリピンのドライマンゴを頂いて、早速たべてみると・・・久しぶりにしっとりした肉厚のドライマンゴだったので、嬉しかったです。
「7D」という商標のドライマンゴが一番美味しいのだと、フィリピンの人から教えられたそうです。
確かに美味しいです。「7D」ですよ。

さらに美味しい食べ方を教えてもらいました。ハサミで適当な大きさに切って、ヨーグルトに混ぜて数時間置いておくと、ドライマンゴが水分を吸って、蘇生して、生のマンゴになるというのです。
息子Bは、
「そんなオカルトみたいな話、信じられるか」
というのですが、翌日の朝食に蘇生したマンゴ入りのヨーグルトを出してやったところ、
「蘇生している!」
と驚いていました。
難点は、ヨーグルトの香りが強くて、マンゴ独特のあの香りが若干薄れてしまうこと。でも、食感は確かにマンゴです。
香りをとるか、食感を取るか、かなり悩ましい選択ですが、一度試す価値はあります。