ナンチャッテがシャカリキになって現代国語を採点するわけ

気がついたら七月にはいっていました。
六月下旬は期末テストがありましたから、採点と成績をつける仕事があって、慌ただしく過ごしてしまいました。
毎度のコトながら、テスト関連の仕事はけっこう大変です。


国語担当の先生方を見ていると、けっこうマイペースで採点しておられる人が多いってことに気付きます。
私は、シャカリキになって、国語のテスト当日と、その翌日で採点してしまったあと、3日目には大まかに成績処理をしてしまわないと落ち着かないのです。だから、この3日間は肩は凝るは、目はしょぼつくは、機嫌は悪くなるは、オヤツを食べてしまうは・・・の三重苦四重苦の日々となってしまいます。

ベテラン先生のテストの採点の仕方は違います。
国語のテストが終わった当日は、早々と帰宅。その後は年休をとったりしながら、けっこうのんびり採点。
そして、テスト期間が終了した今日、私は二クラス返却してきたのですが、そんな今日でさえ、まだマイペースに採点中でした。
やっぱりこれは年季のなせる業だと思います。


現代国語のような教科だと、記述問題を出すことが多いのです。私のような若輩者だと、あまり長い期間わかけて採点していると、次第に採点基準がずれてきてしまって、ある生徒には3点部分点を与えたのに、ある生徒には2点しか部分点が与えられていない・・・なんてことが起こりそう。
だから、特に記述問題を含むような問題の採点は、気合を入れて、なるべく一気につけてしまいたいのです。
50文字程度の記述でも、相当集中して採点していないと、後で何度も見直すことになりかねません。
さらに曲者なのは、文字数は少なくても「文中の言葉を用いて書け」という設問は、意外と手強い。
なぜなら模範解答(当然文中の言葉を使ってある)以外にも、文中の言葉をうまく組み合わせて、文章を作ってくる生徒がいるからです。
特に、自分が問題を作ったテストなんかの場合は、余計に「模範解答はこれだ!」という思い込みがありますから、機会的に採点しないようにじっくり読まないといけなくなります・・・トホホ。


というわけで、現代国語の採点は、しゃかりきになってしまうのでした。
そういえば、古文や漢文の単元の時は、採点がうんと楽です。