泣いた赤鬼さん

Nanchatteacher2013-07-25

夏休みに入ってからは、毎日朝から店に出ております。
ハタキで埃を払い、掃除機でゴミを吸い、雑巾で陳列ケースを磨きあげ、商品をタオルで拭いて、お客さまのご来店をお待ちしています。

が、前回も言及しましたように、まったく人通りのないこの東海道筋では、手の打ちようがありません。

私は児童文学の巨匠である濱田先生が書いた『泣いた赤鬼』を思い出しては悲しい気持ちになっています。
たしか、こんなような描写ではありませんでしたか?
「赤鬼は、村の片隅の自分の家の前に、『暖かいお湯が沸いています。美味しいお菓子もございます。どうぞ遊びに来てください』と書かれた看板を立てて、村人が遊びに来てくれるのを待ちました。」


赤鬼の気持ち、分かるわあ。
妹と二人で、ピカピカに光らせたお皿を眺めては
「こないね〜」
と大きな溜息をつくばかり。
こういう状況に慣れっこの母は、
「にっぱちといって、二月と八月はお客さんが来ない月なのよ」
でも、今月は七月なんですけど・・・・


デパートや、ショッピングモールに入っている陶器のお店を足繁く訪れて、敵情視察に精を出すナンチャッテです。
ふうん、こういう見せ方をするわけね。
へえ、こんなにタカビ〜な価格のつけ方でもいいのか?
げっ、安っ。な〜んだ中国製かぁ。
おっ、うちと同じのがあるじゃん。(ほぼ、うちよりはお高いお値段設定です!)

商品の品揃えや価格では、絶対に引けをとっているとは思えないんだどなぁ。

※店の正面から店内の様子を写したものです。